2008年1月2日水曜日

●このサイトのご案内


■「当事者」の声を大事にする、

 新しいスタイルの講演企画のご提案


文責・今一生(当サイト管理人)



20081月現在、日本の中流資産層はどんどん下流化し、下流資産層の底辺では生活保護も受給できないまま、「ニート」「ネットカフェ難民」「ホームレス」などワーキングプア層に転落していく国民が後を絶ちません。

正規雇用がただでさえ難しくなりつつある昨今では、精神や身体の病気、学歴ハンデ、親の失職や虐待、借金などの苦難を負えば、まともな暮らしは困難になりかねません。

しかし、新聞やテレビなどのマスメディアは、個別の事情で日に日に貧しくなる当事者たちの切実な声を十分に届けているとは言えず、「問題提起」の報道に終始し、現実には豊かにある「解決支援」の実例を十分に報道しているとは言えません。

このようなマスメディアの惨状に対して、当事者の持つ財産である「苦しくても生き延びてきた体験」を当事者自身が売れるチャンスを作ろうと考えました。

たいていの講演の場合、お金に困らない有名人や学者、作家などが一人で延々と現代の諸問題を他人事のように「解説」して終わってしまいます。

しかし、当事者を取材する側の人が一方的に語るよりも、取材される側の当事者自身の声のほうが何倍もの説得力があります。

ところが、当事者は無名というだけで講演のお呼びがかかりません。

そこで、僕は「あと一歩」で自立できるはずの当事者を経済的に支援するために、そうした当事者と一緒に講演に回り、講演料を折半して受け取るという事業を始めることにしました。

この「当事者と一緒」という講演事業は、「サポーター」(支援者)や「サバイバー」(かつての当事者)などが今なお貧困にあえぐ当事者を聴衆に紹介し、2人で一緒にリアルな体験談を語ることで、メディアを通じてでは表面的にしかわからなかったワーキングプアの真実を深く知り、経済的な自立に必要な自助努力の体験を共有する、まったく新しい試みなのです。

この事業を始めるきっかけについては、「なぜ、『当事者と一緒』に講演をするの?」というタイトルの文章を読んでください。

自立のための「あと一歩」の支援を求める当事者を、このサイトでは「チャレンジャー」(挑戦者)と呼んでいます。

「チャレンジャー」がこの講演事業を通じてやがて自立し、「サバイバー」(生還者)として社会復帰し、まともな暮らしを実現した後はこの事業のような「ソーシャルベンチャー」(社会起業)を興したり、「サポーター」(支援者)として自分より若い世代のワーキングプア層に対する支援に回れるような仕組みを作っていきたいです。

「サポーター」の一人である僕は、「チャレンジャー」の未来の姿が「サバイバー」や「ソーシャルベンチャー」あるいは「サポーター」であることを同時に訴えていくために、かつては貧困にあえぐ「チャレンジャー」の一人だった「サバイバー」「ソーシャルベンチャー」の方々とも一緒に講演したいと考えています。

このサイトでは、僕らに講演を依頼してくれるイベント主催者を募っています。

また、「チャレンジャー」「サバイバー」「ソーシャルベンチャー」「サポーター」それぞれの立場でこの講演事業に参画してくださる方も公募しています。

イベント主催者は、この講演企画に参画してくれるだけで、予算を上乗せすることなく自立支援のお手伝いが出来るのです。

詳細については、このサイトの左側・最上部のアーカイブをご覧の上、お気軽にお問い合わせください。

貧困層の当事者の方が社会復帰への希望を持てる国を、一緒に作りましょう!


○なぜ、「当事者と一緒」に講演をするの?
○講演を依頼したい方へ

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【外部リンク】
●mixiコミュ「講演なら、当事者と一緒!」